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天朗庵入口の作品(「7月」)

七夕が過ぎ、天朗庵の入口に飾る新しい作品を書きました。

今回はセミです。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」。

松尾芭蕉の有名な俳句を、「隷書(れいしょ)」という書体をベースにして書きました。

白抜き部分は「わんぱう」という画材を使っています。

粉を溶かした乳白色の液で書き、紙の裏面から薄墨を塗ると、このように白抜きになります。

サイズは40cm×60cmです。
サイズは40cm×60cmです。
A5サイズの小さい版もつくりました。文字の表現も優しくたおやかに。
A5サイズの小さい版もつくりました。文字の表現も優しくたおやかに。
草稿その一。半紙に書いた第一案です。
草稿その一。半紙に書いた第一案です。
草稿その二。ここからセミを小さく、字を大きくしました。
草稿その二。ここからセミを小さく、字を大きくしました。
飾ったところ。梅雨が明けたら、セミの声も聞こえてくるでしょうか。
飾ったところ。梅雨が明けたら、セミの声も聞こえてくるでしょうか。