今日は老人ホームの書道教室で、世田谷区の施設に伺いました。
新型肺炎の流行で、この教室は3月からお休みしており、4ヵ月ぶりの再開です。
「楽しみにしていました」という声は、講師としても、たいへん嬉しいものでした。
報道によれば、どのホームでも、親族の面会を含めて外部との交流はかなり制限されたようです。
zoomを使った会議など、技術を導入することで解決され、むしろ効率化された側面もあると思います。
実務的なコミュニケーションはそうですが、老人ホームを訪れると、実際に人と人とが会うことの意味の大きさを感じます。
墨の匂いをかぎながら、手をとったりして作品を書き、言葉を交わし合うのは、いい時間でした。
この5年ほど、老人ホームで教えさせてもらう機会を得てから、書とはどんなものなのか、多くのことを勉強させていただいてます。