ふつう篆刻(てんこく)は、篆書(てんしょ)という書体の文字を彫りますが、今回は「貝殻」。
天朗庵の入口に飾る作品に押すことを考えています。
生き物の形に「自然の造形美」を感じることはよくありますが、貝の形もその一つ。
どうしてこんな形に進化したのかを想像するのもおもしろく、不思議さの塊です。
印には「肖形印」という図を彫るジャンルがあります。
また、年賀状に干支の印を押すなど、生き物の印は昔からつくられています。
字とは異なる、生き物特有の躍動感や温かみが出せるといいのですが、その境地に達するまでは、たくさん練習が必要そうです。