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手遊び(「古酒騒乱」より)

妻はよきことば織り姫この寡黙貫くべしや冬の牛飼ひ 坂井修一「古酒騒乱」より
妻はよきことば織り姫この寡黙貫くべしや冬の牛飼ひ 坂井修一「古酒騒乱」より

8月25日は、伝統的な七夕の日ですね。


今朝の読売新聞朝刊「四季」から、手すさびです。


坂井修一さんの歌。

「妻はよき ことば織り姫 この寡黙 貫くべしや 冬の牛飼ひ」


「ことば織り姫」とは、ことばの糸を織る織り姫、という意味。

「よきことば織り姫」は、話がうまく、弁が立ち、筆が立つ、といくことのよう。

牛飼いたる自分は、寡黙を貫こうということです。


歌意に共感しすぎて、思わず筆をとってしまいました。

女性に口では勝てません。


半紙を二つに切り、横に使い、さらさら書きました。