水曜日は、天朗庵の教室のあとに、師匠の教室で稽古を受けました。
今月の臨書課題は木簡です。
木簡は肉筆の隷書の資料で、石碑にはもっと洗練された字が残されていますが、素朴でおおらかな表現が魅力です。
右が稽古に持っていった作品で、左が講評いただいたあとに書いたもの。
先生曰く「木簡の伸びやかさを生かすなら、もう少し大きく書いて字と字の間も空けてはどうかな」
「形を似せようという意識が強くて、臨書作品として見ると少し野暮ったいね」
文字の配置を変え、線の伸びやかさを意識し、字の構えや線質に少しアレンジを加えましたが、もっと変えてもいいのかも。
野暮ったくならず、木簡の柔らかみ、おおらかさを表現するのは、難しいですね。