高浜虚子の句です。
「人生は陳腐なるかな走馬灯」
走馬灯は、夏の季語。
日常生活では見ませんが、色々な映像が次々と表れるときの「走馬灯のように」という比喩が有名です。
影絵を映し出す灯籠(とうろう)ですね。
俳句は自然の風物を詠む詩ですが、このように直球で人生を語るというのも面白い。
この虚子の句は、虚無的なようにも読めますが、楽観や達観ともとらえられます。
色々な場面や物語が浮かぶ句です。
半紙を縦半分に切って、さらっと書きました。