人になにかをされ、それが許せないときというのは、自分に余裕がないときです。客観的な被害の程度の問題であると同時に、自分の主観の問題でもあります。
「争いは同レベルの間でしか起こらない」というように、相手の至らなさが、自分にとって全くとるに足らないものであれば、怒りは湧いてこないはず。
相手の非を許せるのは、人間や人生を知っているからでもあるし、俯瞰的にものを見ることができるから。それを強さといっていると思います。
植民地支配を受けていたインドの、独立の父の言葉と思うと、重みがあります。
人をとがめたくなってしまったとき、自戒を助けてくれる言葉です。