少し前になりますが、地域メディア「ARIFT」(旧ぱど)さんに取材していただきました。
私が展覧会で毎年お世話になっている、日本茶喫茶・ギャラリー楽風(らふ)の副店長・青山正博さんが連載されている、浦和のお店を紹介するコラムです。
「URAWA220」(2023年2月10日発行)の号に掲載されています。
青山さん(=あっおやあっぷおじさん)がお店を訪問して、店主にそのお店にこめた思いを訊ねる、というコーナーです。
青山さんは老舗の日本茶屋さんながら、イラストも描かれるし、保育士としても勤められてきた方で、旺盛な好奇心や優しさに満ちた視線に私は陰ながら憧れています。
教室を始めたきっかけ、子供の教育のこと、書道のことなど、熱心に質問してくださり、当日は1時間半にわたってお話を聞いていただきました。
教室に各学年の配当漢字を書いた掛け軸があるのですが、それを見ながら、小学生が漢字(=言葉)を学ぶことで、具体的なものや抽象概念などを獲得して世界を理解していく過程がわかりますね、というような話を最初しました。
「トメ・ハネ・ハライ」をどうしてちゃんと学ぶ必要があるのか、学校の書写教育と芸術としての書の違いなど、自分で言葉を選んで作品にして欲しいということなど、とても本質的で大事なことにも話が及びました。
文化に携わる仕事をされ、多くの子供と向き合ってきた青山さんならではの視点から質問をしていただいて、私も答えていくなかで、あらためて自分が書道や教えることが好きなんだなと、確認することができました。
写真には写っていませんが、青山さんと一緒に取材していただいて、照れながら筆を持ってくれたARIFTの山木さんにも感謝です。
青山さん、山木さん、ありがとうございました。