カテゴリ:本の紹介



2023年 · 2023/03/16
先日、慶応義塾大学書道会(大学公認サークル)の会報誌『硯洗』が発行されました。 毎年現役会員が、会員と先生、OB・OGの原稿を集めて編集し、卒業時期に合わせて発行してくれます。 私も講師として、お正月に読んだ本の書評のようなものを寄稿しました。 『字はうつくしいーわたしの好きな手書き文字』井原奈津子著(福音館書店)...
2020年 · 2020/09/18
小説を読む時間をつくれませんが、芥川と直木賞はフォローしようと頑張っています。 馳星周さんの『少年と犬』を読みました。 映画化もされた『不夜城』で華々しくデビューした作家です。 欲望や暴力など、人の暗い部分を描くのが元々の専門と思いますが、『少年と犬』は、その対極にあるかのような作品です。...

2020年 · 2020/08/17
書道ブログですが、今日は村上春樹さんの短編集新刊『一人称単数』のご紹介です。 村上ファン歴は10数年ですが、長編小説すべてと短編小説のほとんど、エッセイは半分くらい、翻訳も少し読んでいます。 「ハルキスト」や「村上原理主義者」ほどではないけれど、それなりに熱心な読者です。...
2020年 · 2020/07/31
以前、別の記事で紹介した『書道講座』という書のシリーズ本。 古い本ですが、書を深めたい人向けの必読書として取り上げました。 やや難しい内容かもしれませんが、中身に触れて紹介したいと思います。 各巻の冒頭に、そうそうたる文化人のエッセイが掲載されています。 高村光太郎、吉川英治、井上靖、川端康成、武者小路実篤、棟方志功、中川一政。...

2020年 · 2020/07/23
以前の楷書の臨書の記事で、『書道講座』を参照したと書きました。 この私の「座右の本」を、ご紹介します。 『書道講座』は二玄社から、半世紀近く前に出版されました。 書体ごとに巻が分けられ、全7巻のシリーズ構成です。 二玄社HP内の『書道講座』のページはこちら。...